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緑茶の効能


健康飲料として日本のみならず世界中から注目を集めている緑茶ですが、いったいどれほどの効能を期待されているのでしょうか?これほど多くの健康要素を見込める飲料は他になかなか見当たらないと思います。

血中コレステロールの抑制・低下

血液中には無数の「HDL(善玉)コレステロール」と「LDL(悪玉)コレステロール」が存在し、それぞれのバランスが整うことで、細胞膜を形成したり、ホルモンを作るという重要な役割があります。ところが、食生活の乱れや運動不足は悪玉コレステロールの増加を引き起こすことが分かっています。善玉と悪玉のバランスが崩れると、増えすぎた悪玉コレステロールは血管に溜まってしまいます。その結果、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病につながり、大きな健康問題を引き起こしているのです。 しかし、緑茶に含まれる「カテキン」と「ビタミンC」は、善玉コレステロールには影響せず、増加した悪玉コレステロール値だけを下げてくれるという優れた特性を持っています。そのため、緑茶は現代人を悩ます生活習慣病の解決策として大きな注目を集めているのです。

カテキン ビタミンC  

肥満防止

現代社会では、食生活や生活スタイルの大きな変容に伴い、肥満になる人が増えています。肥満は高脂血症、高血圧や糖尿病の原因となり、またそれらの症状はやがて脳梗塞や心筋梗塞などの重大な合併症を引き起こします。 そこで注目されているのが「茶カテキン」の脂肪燃焼促進作用です。そもそも肥満とは、脂肪の量が増えすぎてしまうことであり、脂肪は食べ物から摂取する脂質が元になっています。肝臓や筋肉にはこの脂質を分解する酵素が存在しますが、摂取した脂質量が多すぎると、すべての脂質を分解しきれず、やがては脂肪として身体に蓄積されてしまうのです。 しかし、茶カテキンには脂質を分解する酵素を活性化させる力があります。そのため、食事中に緑茶を飲むことで、うまく脂肪の吸収を抑え、肥満防止につながる効果があるのです。また、茶カテキンにはすでに身体に蓄積されている脂肪にも効果があるということから、ダイエットの重要なキーワードとして注目を集めているのです。

カテキン    

ガン予防

癌は日本人の死亡原因の第1に挙げられるものであり、その治療は技術の進んだ現代医学でも困難なケースが多く残っています。そのため、癌の予防に対する知識が不可欠であり、また多くの人々が予防を心がけるようにしています。 そのような中で、緑茶に含まれる茶カテキンには癌の予防効果が期待されています。厳密なことを言うと、現状ではまだ茶カテキンと癌を結びつける直接の関係性は解明されておらず、研究途上という段階ではありますが、緑茶を飲んでいる人々の多い地域では癌になる人が比較的少ないということが分かっています。正確な研究成果はまだ届けられていませんが、実際に癌の発生率が4割減になっている、あるいは5分の1程度になっている地域が存在するなど、結果的に緑茶の効果を示唆する調査結果も出ています。当然副作用もないため、癌を克服する可能性を秘めた飲料として、日本のみならず世界的に注目を集めているのです。

カテキン    

虫歯予防

虫歯は、歯の表面に付着した菌によって作られる酸が原因で、エナメル質が溶解してしまう症状を言います。実は緑茶に含まれるカテキンには、この菌が歯に付着すること、または菌が増殖することを抑制してくれる作用があります。また、同じく緑茶に含まれるフッ素にも虫歯予防の効果があることで知られており、緑茶は健康な歯を保つためにとても重要な役割を担ってくれるのです。

カテキン フッ素  

殺菌・抗菌作用

緑茶に含まれるカテキン・サポニンには、殺菌・抗菌作用があることで知られています。たとえば、過去に世間を騒がせたO-157や食中毒菌、胃潰瘍や胃がんの原因となるピロリ菌の増殖抑制作用のあることが分かっています。さらに、殺菌作用については、緑茶1ml未満で10000個以上の細菌を殺菌する能力があることも判明しており、様々な製品にその効果を応用されています。

カテキン サポニン  

活性酸素の除去

活性酸素は、癌や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病、また、女性の天敵ともいえる老化現象の原因にもなる物質です。多くのアンチエイジングに関する製品は、この活性酸素を除去することを目的とされていますが、実は緑茶に含まれるカテキン、ビタミンC、ビタミンEには、まさに活性酸素を取り除く効能があるのです。緑茶に美容効果があると言われる一つの要因がこれです。

カテキン ビタミンC ビタミンE

抗インフルエンザ作用

冬場には脅威となるインフルエンザですが、その予防はなかなか難しいとされています。しかし、緑茶の成分であるカテキン、サポニンにはインフルエンザウイルスの感染を抑制する効果があることで知られています。一部の研究では、緑茶を飲むことでインフルエンザの発症率を46%軽減させたという記録も残っており、その効果が世界的に期待されています。

カテキン サポニン  

血圧上昇抑制・血圧低下作用

血圧上昇にはレニンとよばれる酵素が関係していることが分かっていますが、カテキン(茶カテキン)にはこの酵素の働きを抑制する効果があり、長く飲み続けることで高血圧の予防につながるとも言われています。また、同じく緑茶の主成分であるテアニンにはリラックス作用があることから、それに伴う血圧低下効果も確認されています。さらに、サポニンには正常な血流を促す効果があることから、同じように血圧のコントロールを助長する効果が期待されています。

カテキン テアニン サポニン

血糖値上昇抑制作用

緑茶を1日に7杯分ほど飲むことで、糖尿病になりかかっている人たちの血糖値が改善するという静岡県立大学の研究結果が発表されたことにより、緑茶の血糖値改善作用は注目されるようになりました。これは、緑茶に含まれるカテキンがもたらす効果であることが判明しており、血糖値上昇抑制もしくは改善のための健康飲料として人気を集めています。

カテキン    

口臭予防

口臭は口の中で臭いのもととなる雑菌が繁殖してしまうことが原因とされていますが、カテキンには高度の殺菌作用があることから、これらの菌を取り除く効果もあります。そのため、緑茶は口臭予防としても注目を集めているのです。

カテキン クロロフィル  

脱臭作用・消臭作用

カテキンには殺菌作用があることから、においを除去する効果が見込まれており、多くの製品に応用されています。また、同じく緑茶の成分であるクロロフィルにも消臭作用が確認されているため、チューインガムなどにも多く利用されています。

カテキン クロロフィル  

リラックス作用、脳・神経機能調節作用

緑茶の主成分であるテアニンは、脳・神経機能に作用し、リラックス効果をもたらすことで知られています。実際にテアニンを摂取した後、アルファ波(リラックス時に放出される脳波のこと)が増加するという研究結果もあります。緑茶を飲むとホッとするといわれる理由がここにあるのです。テアニンの他にも、ビタミンCや香気成分も同じようにリラックス効果のあることが分かっており、癒しの飲料としても人気を博しています。 なお、リラックス作用が発揮されることで、血圧上昇の予防や健康な血流促進による冷え性の改善なども期待されています。

テアニン ビタミンC 香気成分

皮膚や粘膜の健康維持

ビタミンCはコラーゲンの生成時に必要な栄養素であり、このビタミンCが欠乏すると血管壁が脆弱になって壊血病を引き起こしてしまいます。また、コラーゲンは現在その美容効果においても女性から注目されており、さらにビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持に関わることから、緑茶は美しい肌を形成する飲料としても人気を集めています。

ビタミンC ビタミンB2  

美白効果

ビタミンCには美白効果があることで広く知られており、実際に美白を促す化粧品の多くにこのビタミンCが配合されています。それというのも、ビタミンCにはシミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制・還元する働きがあるためです。 緑茶に含まれるビタミンC量は実に豊富で、同じ茶葉からつくられるウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていません。

ビタミンC    

疲労回復

現代人の感じる「疲労」は、多くの場合「ストレス」によるものが多いと言われています。ビタミンCにはこのストレスによる精神疲労の回復効果があり、またストレスの増加による活性酸素の除去効果もあります。さらに、同じく緑茶に含まれるカフェインも即効性の高い疲労軽減効果があることで知られているため、ストレス社会で戦う人々にとって、緑茶は良きパートナーとなってくれるはずです。

ビタミンC カフェイン  

覚醒作用

カフェインは緑茶にも多く含まれていますが、その覚醒効果を期待して、カフェイン摂取を心がける方はたくさんいます。一方で、カフェインの過剰摂取は睡眠障害や妊婦への悪影響もあることから、副作用の懸念も多く取り沙汰されています。 しかし、緑茶の場合は「テアニン」の作用により、カフェインの刺激を抑え、身体に負担をかけずに浸透させる特性があるため、カフェインが苦手な方でも安心して摂取することが出来ます。

カフェイン    

脂肪燃焼助長作用

カフェインを運動前に摂取すると、エネルギー源としてグリコーゲン(炭水化物)を使う働きが抑制され、代わりに脂肪を利用するようになるという研究結果が出されています。そのため、カフェインには脂肪燃焼を助ける作用があることで知られるようになり、ダイエットやスポーツ選手の肉体作りにおいて幅広く摂取されるようになりました。

カフェイン    

持久力の増加

カフェインには持久力を増加させる効果があると言われており、ランニングなどの持久系スポーツをする前に摂取する人も多くいます(そのため、スポーツの大会では血中カフェイン量を図る検査を行うケースがあるようです)。運動ではもちろんのこと、仕事でもその効果を期待して利用される方はたくさんいるはずです。

カフェイン    

二日酔いの防止

カフェインは覚醒効果で良く知られていますが、実は肝機能を向上させる効能があることも分かっており、二日酔いの防止・改善に利用されることも多々あります。緑茶の場合はカフェインによる身体への影響も少ないため、二日酔いの際にはおすすめです。

カフェイン    

利尿作用

高血圧の方やむくみの出やすい方にとって重要になるのが利尿ですが、緑茶に含まれるカフェインには高い利尿作用があるため、重宝されるケースがあります。コーヒーなどに比べて副作用が少ないことも、人気の要因です。

カフェイン    

視力の保持

ビタミンAが不足すると夜盲症になることが広く知られているように、βカロテン(ビタミンA)は視力の保持には非常に重要な役割を担うことになります。パソコンを見つめる作業の多い方などは特に、緑茶を飲んで目の健康維持を心がけるのがいいでしょう。

βカロテン(ビタミンA)    

赤血球の形成の助長

葉酸には赤血球の合成を担う役割があります。そのため、葉酸の欠乏は貧血を引き起こすこともあり、葉酸の摂取が効果的に見込める緑茶は重宝されています。

葉酸    

動脈硬化の予防

最近の研究で、葉酸が不足すると血中のホモシステインが増加し、血管壁を傷つけることで動脈硬化を誘発することが分かっています。そのため、葉酸を摂取できる数少ない食物である緑茶は、動脈硬化の予防策として大変な注目を集めています。

葉酸    

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